当院では患者の皆様の事をゲストと呼んでおります

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緩和ケアとは?

 世界保健機関(WHO)では、「緩和ケアとは、治癒を目的とした治療に反応しなくなった患者に対する積極的で全人的なケアであり、痛み、その他の症状のコントロール、心理面、社会面、精神面のケアを最優先課題とする。緩和ケアは、疾患の早い病期においても、がん治療の過程においても適用されるべきである。」といわれています。すなわち、「緩和ケア」とは、単に身体症状のコントロールだけでなく、心のケアも同時に行い、患者のQOL(生活の質)を総合的に高めることを目的とするものです。

緩和ケア病棟とは?

 ゲストの肉体的、精神的な苦痛を取り除き、ゲストが最後まで人間らしく尊厳を持って生きられるよう家族とともに援助してゆくところです。

緩和ケア病棟開設の背景

■がんによる死亡者の増加

 本県のがんによる死亡は、昭和55(1980)年頃から死因の第1位となって以来、その順位を降りることなく増え続け、平成16(2004)年には、3,085人ががんで死亡し、全死亡者数の約3割を占めています。さらに、がんの罹患率は、加齢とともに高くなることから、急速な人口の高齢化に伴い、今後とも、がんを原因とする死亡者の数は、増加するものと考えられます。最近の医療技術の発展・高度化により、多くの病気が治療できるようになり、がんの治療法も日々進歩し続けていますが、最新の医療技術を駆使しても治療できないがんもあるなど、治療に限界があることも明らかになってきました。



当院における緩和ケアの基本的な方針

■がん患者におけるQOL(生活の質)の重視

 近年の患者の意識変化等により、「生命は何よりも尊い」(sanctity of life, SOL)という基本的な認識に立った上で、単に生きるだけでなく、「人間らしい生活の質(quality of life, QOL)を保証する」という考え方が重視されるようになってきています。緩和ケアは、がんの初期の段階から治療と並行して利用する事が出来ます。特に治癒の見込めないがん患者の方には、残された日々を人間としての尊厳を保ちつつ、充実した日々を送るために、ご利用いただく事が出来ます。

入院費のご案内

医療費には健康保険が適応されます。自己負担が一定額を超えるものにつきましては、高額医療費支給制度の対象となります。
(老人医療保険保険証1割の場合、月の限度額は15,000〜44,400円です。)
食費は1食260円の自己負担となります。

※緩和ケア病棟は包括医療と言われる医療費の形態をとっています。治療の内容に関わらず、1日 37,800円の医療費がかかります。
  例えば、3割負担の方であれば、単純計算で 1日 11,340円の自己負担と成ります(この他に食事療養費や保険外の費用負担があります)。
  しかし、高額療養費制度の適応を受けられますので、自己負担額を超えた医療費は還元されます。

(現在の自己負担額の目安は、課税一般世帯で約 72,300円程度+食事代+保険外費用です)。
また、老人医療を受給されている方であれば、老人医療自己負担金額が適応となります。
重度心身障害者医療受給者証等の公費負担の対象に成っている方も、制度を利用することが可能です。

緩和ケア病棟の入院対象の方

以上に当てはまる方で、ゲストご本人が入院を希望される方を対象としています。

当院の緩和ケア病棟では・・

  • 痛みを取り除き、人間らしく生活できるよう援助します。
  • 栄養状態の改善に努めます。
  • 体力の改善に努めます。
  • 外出、外泊、退院
  • 向けて支援します。
  • 職場復帰、自宅復帰に向けたリハビリテーションを実施します。
  • アロマセラピーを実施しています。
  • アニマルセラピーを実施しています。

 ホスピスという言葉は、ホスピティウムというラテン語が語源です。英語のホスピタル(病院)や,ホスト(主人), ホステス(女主人)、ホスピタリティ(親切なもてなし)等も皆、この同じラテン語 に由来しています。

 治ることを目的とした治療が困難となった患者さん(癌やエイズ)に対する積極的で全人的なケアの事を緩和ケア (ホスピス)と言いますが、施設や設備を示す言葉ではありません。最後まで心豊かに充実した人生が送れるように、いわば、よりよく「生きる」ために入院と在宅の両方で行う援助システム全てを緩和ケア(ホスピス)と呼んでいます。

入棟希望のゲスト 受け入れに関する流れ

入棟申込書・入棟意見書 書式ダウンロード


入棟申込書・入棟意見書 Ver3.0
(care_moushikomi_v3.xls 405KB)

※右クリックして「対象をファイルに保存」をクリックで保存できます。

よくあるご質問

Q.緩和ケア病棟 (*ホスピス)とは?

A.がんなどの末期の病気で治癒が難しいゲスト、もしくはがん治療の前、後でゆっくり体力を回復させたいゲストを対象に、痛みや様々な不快な症状を和らげ、ゲストやご家族の精神的な苦しみに対しても支援を行うところです。
特徴としては、つぎのようなことがあります。

このほか、病棟内にはサンルーム、談話室、家族控室、面談室、寝たまま入ることができる介助浴室等もあります。

Q.入院にあたり病名を知らされるのですか?

A.告知されていることが望ましいのですが、必須ではありません。しかし、ご家族やご本人の希望を尊重し、最終的には病気を受け入れていただくことも重要であると私たちは考えます。

Q.家族にできることは何でしょうか?

A.この時期のゲストの多くは、身体の苦痛とともに不安や孤独感など心の苦痛も強くあります。主治医や看護師も悩みを聞いたり相談を受けたりしますが、ゲストにとって家族の方の支えが何よりの励みになります。どうぞ、できるだけお世話をしてあげてください。私達も精一杯お手伝いいたします。

Q.退院は可能ですか?

A.ゲストやご家族の方の希望があれば退院は自由にできます。
緩和ケア病棟(ホスピス)は、がんのゲストのリハビリテーションの場と考えていますので、痛みや他の症状がコントロールされれば、退院は自由です。

Q.緩和ケア病棟入院中の積極的治療は?

A.緩和ケア病棟入院中は手術や抗がん剤投与といった積極的治療は行われないという事を、ご本人がご理解された上で入院していただいておりますが、ご本人が希望すれば一般病棟への転棟や他院への紹介をいつでも検討いたします。

まずは私どもへ相談して下さい。
来ていただければ何かしらの"安心"が得られるものと思います。

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